こんにちは。ピアノで遊べる子を育てる「おちピアノ教室」おちふみのです。この記事のタイトル、【ピアノをやめてもいいですか?】ピアノの先生としてはかなりショッキングなワードです。私はこのワードを聞くと反射的に心臓がギュッとなります💦

この質問は、2020の発表会での余興で募集した私への質問箱に入っていたものです。メモを開けた瞬間ビクッとなりましたよ。誰が入れたか分かったので「え?え?あの子ピアノやめたいの?」って少々焦りました。でも一通り焦ってからよくよく考えてみると

この質問、めちゃめちゃ深いと思いませんか?私は気づいてしまいました。

ピアノやめてもいいですか?って言われたら答えとしては「もちろんいいよ(^_-)-☆」の一択ですが、この質問の中にはいくつかの問いが含まれています。

①ピアノをやめるっていつのこと?

この問いには「今すぐやめたい」のか「発表会(何かの節目)が終わったらやめたい」のか「今やめたいわけじゃないけど辞めたくなったらやめてもいいのか」という選択肢が生まれます。具体的じゃないですよね。そう、今レッスンが嫌だと決まったわけじゃない。

②ピアノを弾くことをやめたいの?レッスンに来るのをやめたいの?私のレッスンをやめて他の先生に習いにいきたいの?

私の教室は自宅練習必須ではないので「居場所」として、とか「身体を整えるため」目的で来てもらっても大丈夫なのです。

どの選択肢にしても私は「全てOK」です。生徒さん本人の気持ちが一番大事だからです。ただ一つ、

「だれかと比べて上手じゃないから」など生徒さんが自信を失っている場合を除いては。

これについては別記事に書きます。

学校や部活などで忙しくて練習できない。こんなときもレッスンには来てもらって大丈夫です。自宅で時間が取れないなら教室で落ち着いてピアノに触れる時間をとってほしいし、その時間が生徒さんのかけがえのない癒しの時間になればいいなと思う。レッスンの回数も減らしてもいいと思う。その時の心の状態、スケジュールに合わせて調整してピアノを楽しむ時間を諦めないでほしい。

子どもの頃にピアノを習っていたけど今は全然弾けない人もいるし子どもの頃に習ってて大人になってもある程度弾ける人もいますね。一体何がが境目なのかな・・と思って調べてみたらどうも【中学生、高校生の時にピアノを弾いていたかどうか】らしいですよ。中学高校と言えばピアノから遠ざかりがちな年代だけど、この時期に自分のペースでピアノを続けていれば一生楽しめる。小学生でやめちゃったらもったいないですね。

家でピアノは弾くけどレッスンはしばらくお休みする。一旦やめる、のもアリ。私も子どもの頃にかれこれ4回位はピアノレッスンをやめる→再開をくりかえしてます。レッスンで使ってたテキストの曲を練習するのが嫌で好きな曲だけ練習したかった私。でも自分だけで練習してたら限界がくるんだ。これ以上は自分の実力をキッチリ上げないと無理だって悟る。そしてレッスン再開。次「やめないほうがいい」のは当たり前なんだけど【やめようとおもえばいつでもやめられる】って大事かなって。やめちゃダメなものって始められないよね。

大人でも休みがないと頑張れない。子どもだって同じ。ちょっとながく距離を置きたい時もあると思う。ピアノ習ってて「もうピアノはこれくらいでいいかな」って満足することもあるかもしれない。

脳科学的にピアノは長い期間弾き続けると脳が活性化して勉強やスポーツ、情緒にもいい影響が出続けると言われているけれど。弾いてて楽しくない時は触らなくていいと思う。

一旦やめちゃったとしても、また私のレッスンを受けたいなと思ったらいつでも再開してくれてかまいません。教室の時間が空いていればウェルカム💛

ここで大切なのはおうちの方の対応です。もし私の両親がピアノを再開したいと言った時に「どうせまたやめるんやろ、ダメ」ってピアノを習わせてもらえていなかったら今私のピアノ教室は存在しません。習い事は子供の意思が大事なのは十分理解されてるとは思いますが、その中に「再開するかどうか」もいれてくださると嬉しいです。

今日のまとめ

★ピアノはいつやめてもいい。

★やめちゃったけどまた始めたい、もOK!

★やりたいときにやりたいことやろう。

★ピアノやってると勉強スポーツの習得率が上がるからめちゃめちゃお得。

でした(*’ω’*)

こんばんは。ピアノで遊べる子を育てる「おちピアノ教室」おちふみのです。

タイトル通り、

「先生は息子さんたちにも叱らないんですか?」と保護者の方によく聞かれる私です。

 

もちろん叱りますよ!叱るときはキツイですよ!!それは息子達の安全に関してだったり、共同生活のルールだったり、他人の権利を侵害してる時。子どもの人生に関わることです。やってしまった行いは非難しますが人格否定は決してしないように気を付けながら言葉を選んでいます。やらかした行いのレベルに応じて叱るテンションを変えています。なんでもかんでも怒ったら大事なことが伝わらないですしね。

 

この質問は、レッスン中に私が怒らないから出てくるものだと思います。

 

実際、レッスン中に怒ることってほぼ無いです。ムカッとくる時はたま~にありますがスペシャルレアケースですね。

 

練習をしてきていない➡どうしてやれなかったのか、どうすれば出来るのか一緒に考える。

テキストを忘れた➡教室にあれば見せるし、無ければ代わりの課題を一緒にする。

言葉遣いが悪い➡ショックだったことを伝えて、ダメな言葉をその都度訂正する。

失礼な態度を取られた➡気分を害したことを伝えてやめてもらう。どうすれば失礼にならないか伝える。

私のアドバイスを無視する➡なぜ素直にやらないのか聞いてみる。それでは出来そうにない、と思い込んでいることがある。

ピアノを粗末に扱う➡ピアノは先生の大事な宝物だから大事にしてね、粗末に扱われるのは嫌だと伝える。

 

ピアノの先生が怒るであろうポイントをあげてみましたが、こんな感じです。これらの事を怒るとよくない方に向かっていくような気がします。

 

私自身が素直じゃない&頑固者の生徒だったので、練習してないときは何かしら理由(面倒だ、忘れてたとか)があったし先生の助言を無視するのも「そんなことする必要ない」とか思ってたからです(笑)先生、本当にごめんなさい。小さな子どもからみた大人って「万能な存在」で、なんでも出来て何を言っても傷ついたりしないと思っている所がありますよね。だから大人も言われて悲しいことがあるって言ってもいいと思います。先生に対して失礼にあたる事も子供は知らないから教えてあげるのも大人の仕事ですね。

 

怒るとしたら・・どんな時?自分の尊厳を傷つけられたり侮辱されたら怒るでしょう。でも、レッスン中にそんな事態になるかな?今は思い浮かばないです。

 

保護者の方に対しても、レッスンに協力してくださるし相談もしてくださるしとても感謝しています。私は生徒さんにも保護者の方にも恵まれて幸せです。

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