こんにちは。ピアノで遊べる子を育てる「おちピアノ教室」おちふみのです。

今回はピアノの練習をしていたらよくあるお悩み解決法をお伝えします。

「練習してるのになかなか曲が仕上がらないんだけど・・^^;(汗)」

 

ピアノを練習してる人なら、あるあるですよね?

「なかなか仕上がらない」状態にも2つあります。

1つめは【まだ完成してないけれど出来る箇所が増えて前進しているのがわかる】状態。

この場合は問題ないです。そのまま進んでください^^

2つ目は【やっているのにぜんぜん出来るようにならないし前進も感じられない。堂々巡りのよう。】な状態。

これはマズイです!( ;∀;)  99%練習方法が間違っています。

 

練習しているのに上手にならない・・のは色々な意味で危険ですよ!!

 

 

こんな練習してませんか?

「とりあえず初めから最後まで通して何回も弾く」

 

いかかでしょうか?実はこれ、つっこみどころ満載の間違った練習方法です。

 

①「とりあえず」という間違い。

 

 

練習とは、できない事をできるようにするもの。今がどういう状態でどこがどう弾けるようになればいいのか「目標」が必要です。練習前に目標設定しなければ「なんとなく弾いただけ」になってしまい、上達ははるか遠くになります。やってみると実感できると思いますが本当に弾いたわりには上達した気がしません。目的地をきめないとゴールできないんです。

 

 

②「最初から最後まで通して何回も弾く」の間違い。

 

 

最初から最後まで通して弾く、というのは「現状把握」の方法です。最後まで集中力を切らさないため等の目的がある場合はもちろん大丈夫ですが。

 

この方法では弾けないところが弾けるようにはなりません。諦めずに何度もやっていればいつかクリアできるかもしれませんが時間と労力、メンタルの無駄遣いです。「たくさん練習しているのに出来るようにならないなんて自分には向いていないのかも?」なんて残念な思い違いをしたり心が折れてしまう子もいるはずです。お腹がいたい時は胃薬や腹痛、咳が出るときは咳止め等症状に合わせた薬を飲みますよね?なんとなく薬を飲んだりしませんよね?ただ全身の調子を整える、なんていう薬を飲むこともないですよね?

 

それと同じで「弾けない箇所」を把握してその部分を選んで徹底的に弾くのです。課題曲が16小節の曲だったらまだ弾けない小節を1小節だけ取り出して弾けるようになるまで何回も弾きます。回数は決めません。とにかくその小節が「止まらずに弾けるまで」弾きます。16小節を1回通して弾く時間と労力で1小節なら16回も弾けるのです。通して2回なら32回も弾けますよ。1小節なら範囲が短いので指運びや音の流れも体得しやすいです。いかがでしょうか?どう弾けないかによって効果的な練習方法は異なるのでレッスンで細かい練習方法でお伝えしています。

 

この方法なら練習に取り組むたびに「出来た」「上達した」という確実な自己肯定感につながります。これも大きな利点です。一日少なくても1小節づつ弾けるようにしてつなげていけば16日で達成できます。いえ、ピアノ曲には同じ個所がよくありますから1週間~10日あれば短時間&少ない労力でクリアできて自己肯定感もすくすく育ちます。もちろん余裕があればどんどん2小節、3小節と増やしてもOKです。増やすときはかならず「今の小節が弾けてから」が鉄則ですよ。

 

 

練習成果は「掛け算」です。「質」×「量」。より効果的なやり方で量をこなせば今までとは格段に効果が実感できるはず!あなたも挑戦してみてください。1日1小節!必ず結果が出ます(^^♪