こんにちは。

ピアノで遊べる子を育てる

「おちピアノ教室」おちふみのです。

ピアノを習うと頭が良くなる、に対して

数々の反論を目にすることが

あるかもしれません。

それは親の環境、高収入、高学歴

といった優位性です。

①環境説・・

ピアノを習える家庭は、

・親の収入が高い

・環境が良い

・教育費もかけてもらえる

・親が教育熱心

だから子どもの頭が良くなるのでは?

②遺伝説・・・

ピアノを習える家庭は

・高学歴な親が多い

・遺伝的な問題

だから、子どもの頭が良くなるのでは?

では反対に、

家庭の環境に恵まれず

低収入、低学歴の場合はどうなのか?

この疑問に対して

南カリフォルニア大学で

2011年から5年間の追跡調査結果が出ています。

その結果、音楽グループについて驚くべきことがわかったのです!

まずは聴覚!!

なるほど、聴覚が優れていると

クラスがガヤガヤしていても

先生の話を正確に聞き取れる、

言葉の習得も早い、

言葉を理解する力

コミュニケーション能力が優れている。

そして

脳の構造が変わり!!

脳内で情報を速く大量に伝達できる

すごいですね~(*’ω’*)

音楽!!

これを実際に政策として行っている国がたくさんあります。

例えばベネズエラの音楽教育プログラム

「エル・システマ」

エル・システマジャパン

引用

南米ベネズエラで

ホセ・アントニオ・アブレウ博士によって始められた

社会変革を目指した音楽教育

「エル・システマ」

家庭の経済状況にも関わらず

全ての子が無償で集団での

音楽教育が受けられる仕組みが原点で

子ども達が自ら協調性や規律を学びながら

目標に積極的に取り組んでいく姿勢を

育んでいくことによって希望や誇りを持てる事を

目的としています。

この活動は世界的に活躍する若手指揮者

グスターボ・ドゥダメルなど多くの

一流音楽家を輩出しているだけでなく

子ども達を犯罪や暴力から守り、

学業面も含めてポジティブな影響を

与えてきている事で

ユネスコ、米州開銀等の外部機関からも

評価されています。

2016年1月時点で

60以上の国と地域で展開しています。

次の動画はロサンゼルスの音楽教育システムの楽団です。

こちらの動画、育脳ピアノレッスンの教科書の

河村まなみ先生に訳をいただきました。

紹介します。

YOLA:Seeing the World Beautifully Through Classical Music

ユース・オーケストラ・ロサンゼルス

私はオーケストラで演奏している時が一番好きです。

自分と仲間が一緒になって素晴らしい音楽を作り出せるからです。

その時には明日の食べ物や今晩の宿題などを忘れて

自分が弾く1つ1つの音に集中して

それぞれの音を通して物語を紡いでいきます。

違うハーモニーやメロディーが混ざり合うと

自分一人では日頃聞けない

新しい音楽が生まれます。

違う楽器が一緒に練習し演奏する

という過程は人生そのものではないかと思われます。

自分が楽器を弾けるようになるだけでなく

仲間と一緒に演奏したり

新しい友達ができるのは素晴らしい事だと思います。

私達は何もない所から来て

何もできないと思われているけど

とても美しいものを創り出しています。

だれでも一生懸命努力して目標に向かっていけば

私達のように出来ると思います。

クラシック音楽は

“私が知らなかった私”を見つけさせてくれた。

新しい視点もくれました。

クラシック音楽の世界はとても美しく

それゆえこのせかいも美しいと思えます。

音楽があるから世界が美しく思えるなんて・・
それほど素晴らしい音楽を子ども達に教えさせていただける、
伝えさせていただけるこの仕事に誇りを持てます。

まさに音楽はこうした

親の優位性にも負けない影響力があると

証明されました。

おうちが高収入、高学歴でなくても!

音楽があれば!!

自分の世界を変えられる!!