こんにちは。

ピアノで遊べる子を育てる

「おちピアノ教室」おちふみのです。

ある意味衝撃的なタイトルをつけました。

発達障害が治る、という私なりの定義としては。

日常生活に適応できる事

だと思っています。

お子様が「発達障害です。」と診断される時、

お子様の特性により保護者や本人が

日常生活に困っている状態の時ですよね。

でもお子様の特性自体は、

「落ち着きがない」とか

「初めての事が怖い」など

誰でも持っているような事です。

でも、その「程度」が日常生活に

支障が出ているから困るわけです。

なのでその特性が「度が過ぎない程度」に

マイルドにできればいいのでは?

”発達障害を治す”と書くとお子様の

根本である人格が変わってしまうのでは?

と心配される方もおられますが

そうではありません。

先程【特性をマイルドに】と書いた通り、

尖りすぎて痛い特性を痛くない程度に

丸くするイメージです。

その子はその子のまま

伸び伸び生きられるようになるのです。

発達障害は治らない、が今までは通説でしたが

今ではどんどん治って、

楽しんで日常を送っている子ども達が

たくさんいます。

もちろん大人も。

さて、なぜピアノレッスンで

発達障害が治る可能性がある

というのでしょう?

①聴覚が育つ

お子様の発達テストの診断結果で

「視覚優位ですので、絵カード等で

指示をすると伝わりやすいです。」

と言われた方が結構いらっしゃるのでは

ないでしょうか。

ヒトは大まかにわけて

・視覚優位

・聴覚優位

・感覚優位(触覚)

それぞれに得意な感覚があります。

それぞれの特性は物を組み立てるときに

顕著になります。

視覚優位➡「説明はいいから設計書見せて」

聴覚優位➡「説明書より口頭で説明して。」

感覚優位➡「とりあえずやってみる、

説明書も説明もいらない」

という感じです。

あなたはどのタイプですか?

視覚優位が悪いわけではありません。

発達障害の診断を受ける子たちは

身体機能が未熟な事が多いです。

触覚や聴覚の発達が滞っている事で

「相対的に視覚優位」の可能性があります。

もしかしたら本来は他の感覚が優位かもしれないのに

唯一使える視覚で頑張って生活しているかもしないのです。

ピアノのレッスンは詳細に音を聴き分ける

経験を沢山しますのでピアノで聴覚が育つのは

容易に想像できますね。

聴覚が育つというのはただ単に

ドレミやリズムが聞き取れる事に収まりません。

実は学校生活で大切な

「ザワザワした教室の中でも

先生の指示が聞き取れる」

「指示されたことを正しく認知して実行する」

これらの事も聴覚の発達のおかげです。

アメリカで、こんな調査が行われました。

「集団の中で指示が通らない」

「指示したことを実行できない」。

聴覚がそこまで発達しきれてないから

起こっているのかもしれません。

聴覚が育つことでこれらが解消すれば

かなり学校生活が円滑になります。

我が子の発達テストの結果をみて、

これらの認知機能が弱い事に

ショックを受けた親御さんが沢山いると思います。

私もそうでした。

認知機能ってどれも

「人が人らしく社会生活を営むために必要な能力」

ばかりですよね。

私の息子の話を一例としてお話します。

他人を人間として認識していない、

多動、衝動性の強かった息子。

あまりの奔放さに困り果てて発達外来へ。

年長時に発達障害と診断。

息子が人間らしく生きていくことは難しいのかと

絶望していた時期もありました。

でもその絶望は今希望に変わっています。

高校生になり、欲しいものを買うために

コンビニでバイトもしています。

一緒に遊ぶ友達もいます。

SNSで色々な人と交流し、

自ら編集した動画を投稿したりしています。

10年前の時点で諦めていた

「生き生きと生活する高校生」に

息子は成長しました。

音楽レッスンとも関連しています。

息子は幼少時から音楽が好きで

習い事としてはバイオリンを7年。

中学の部活は吹奏楽。

ピアノが好きで独学で好きな曲を

耳コピーしたりyoutubeで楽譜を拾って

弾いています。はじめは片手でしたが

小学校高学年頃から両手になりました。

今も毎日何かしらの楽器を触ります。

アメリカでの調査結果と同じように

認知機能が上がり、

日常生活に支障が出ることは無くなっています。

朝も自分で起きて準備して電車で登校しています。

小学生の頃には全くなかった曜日や時間の感覚なども

身に付いたようです。

嫌だからやらない、のではなく

嫌だけど将来にために必要だからやるという

選択もできるようになりました。

遠いアメリカでの結果も

息子の実体験も同じでした。

音楽、楽器の演奏が彼の脳を育てるのに一役買い、

彼の人生をより充実したものにしてくれています。

そして脳は部位別に司る機能が次のようにわかれています。

聴覚を担当する部位は記憶や言語と同じ。

認知機能を担当する前頭葉。

脳は人間の活動によって活性化したり

沈静化したりすることが分かっています。

次の図を見てください。

色のついた部位は脳が活性化している部位を示しています。

音楽=演奏している時です。

楽器の中でもピアノやクラシックギターのように

「両手を動かす」ものがより活性化するそうです。

おしゃべりしている時と比べても

めちゃめちゃ脳細胞を刺激してますね!

発達障害は最近の研究で

神経回路の未熟さから起こると

分かってきています。

楽器を演奏することで脳内の神経回路も

発達していきます。

色々な角度から楽器演奏が

発達の障害を取り除く役目に

ができるのではと実感しています。

とはいっても、

音楽が好きじゃない。

ピアノなんて弾きたくない。

というお子様には

ピアノレッスンをおすすめしません。

嫌な事をするのはストレスなので

悪影響になりかねません。

あくまでも「ピアノが好き!」

「音楽が好き!」な人限定です。

大好きな事をしながら

いつの間にか色々な場所が発達して

楽しい人生が送れる子どもに💛

おちピアノ教室では

発達障害のお子様もウェルカムです(^▽^)

一緒に音楽とともに幸せな人生を

創っていきましょう♪

こんばんは。

ピアノで遊べる子を育てる

「おちピアノ教室」おちふみのです。

タイトルにある、

リベラルアーツ

って知ってますか?

アメリカで採用されている教育理念、

日本では「一般教養」に該当するもの。

リベラルアーツは一般教養といっても

全人格的教育と言ってよく。

ギリシャ・ローマ時代に生まれた理念で

「人が持つ必要がある実践的な知識・学問」

とされており、

音楽の他に、文法、修辞学、論理学、

算術、幾何、天文の7科目のこと。

音楽がバッチリ入ってますね~💛

バランスの取れた人格形成を目指す!

そのために音楽は欠かせない科目である、と。

なので、アメリカでは基本的に

総合大学に音楽学部が配置されています。

日本のように音楽は音大ではなく

総合大学にあるんですね。

そこには先人の努力があったようです。

日本でリベラルアーツが紹介されたのは

この本がきっかけ。

ハーバード大学は「音楽」で人を育てる──21世紀の教養を創るアメリカのリベラル・アーツ教育

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この「ハーバード大学は音楽で人を育てる」

によると、

アメリカにおいて音楽を専門的に学ぶ事は

ここ100年来の傾向に過ぎなかったそうで

今は多くの教科と並行して音楽が存在する形が

主流になっています。

現在ハーバード大学では、

学部生6600名の約半数3000人以上が

何らかの芸術活動に携わっていて。

中でも音楽活動は活発で

キャンパス内では年間約450の

学生コンサートが行われているとのこと。

意外ですよね。

ハーバード大学って勉強が大好きな

頭のいい人ばかりで

本を読みながら歩いてるイメージでしたが。

(勝手な思い込みですみません💦)

意外とノリノリで音楽しちゃっているのかも!

日本の教育では音楽は2の次扱いですが

アメリカではリベラルアーツの中の

必須教科として当たり前に

組み込まれているのですね。

音楽家になりたい人だけでなく

バランスのとれた人格を育て

人間として社会を生き抜く力を

身につけるのに必要不可欠と

されている音楽。

ピアニストになりたい人だけじゃなく

この社会で生き抜く力や

バランスの取れた人格を育てるのに

必要不可欠な音楽の力。

「習い事、何にしようかな~?」と

迷っている人はぜひ、

ピアノ教室を選択肢にぜひ!

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